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「鉄人28号」(天王洲銀河劇場) 池田成志、サンプラザ中野くん、載寧龍二、永田彬、小野健斗、吉田友一、鈴木雄貴、西田佳づ美 [演劇]

【物語】
 2008年、彼方に高層ビルを望む、東京湾岸の埋立地。聞こえるのは吹き抜ける風の音か、野犬の遠吠えか。群生する黄色い花が波打つ中で、一人の盲目の老人(池田成志)が遠い日の思い出を歌い上げる。経済復興を経て、変容した首都の姿も、傍らにうずくまる赤錆びた巨大ロボットの姿も、その目には映らない。その耳に届くのは彼を追い立てる野犬捕獲人たちの怒声だけであった。
 1964年の埋立地。戦後の終焉を告げる国家イヴェント・東京オリンピックの前夜。首都には野犬狩りの嵐が吹き荒れていた。警察署長の大塚は戦後的なるものの一掃に狂奔。徹底的に狩り出され、収容される野犬、野良犬、無政府主義者、社会主義者、テロリスト、さらには立喰師まで…。野良犬たちに同情を示しつつも、これを支持する敷島博士は「鉄人28号」の調整作業に取り組む。そして、戦後的価値として純粋培養された美少年・金田正太郎は、鉄人の操縦訓練に励んでいた。
 そんなある日、東京最後の野犬「有明フェリータ」(雌犬)が捕獲された。テロリスト集団「人狼党」は、野犬収容所の襲撃と奪還を予告。しかし、その真の狙いは別にあった。それは、東京オリンピック阻止計画だ。野犬収容所襲撃は、その計画実行のために必要な正太郎を誘い出すための罠であった。
 人狼党のたくらみに巻き込まれた正太郎は謎の女立喰師・ケツネコロッケのお銀と出会い、自由な生き方と自分を愛することを知る。そして、人狼党の首魁・犬走一直の説く『野良犬の思想』になぜか心揺らぐ。何が正義で何が悪なのか自問自答する正太郎は、敷島博士から教えられた『正義』が見えなくなり、胸が張り裂けそうな思いに包まれる。

【原作】 横山光輝
【脚本・演出】 押井守
【出演】南果歩(2役)【金田正太郎】&【ケツネコロッケのお銀】、池田成志【敷島博士】、ダイアモンド✡ユカイ【犬走一直】、サンプラザ中野くん【大塚署長】、田鍋謙一郎【隊長】、藤木義勝【副隊長】、載寧龍二【隊員】、永田彬(RUN&GUN)【隊員】、小野健斗【隊員】、吉田友一【隊員】、鈴木雄貴【隊員】、西田佳づ美/西田りさ【東京五輪音頭】
【会場】 天王洲銀河劇場
【日程】 2009年1月10日(土)~25日(日) 全12回公演
【料金】 S席11,000円、A席8,000円 (全席指定・税込)<S席/1階・2階 A席/3階>
【企画製作・主催】 梅田芸術劇場
【公式HP】 http://www.mainstage.jp/top.html
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【感想】
 「鉄腕アトム」と並ぶ、往年の名作マンガ・アニメ「鉄人28号」を舞台化するなんて、不可能だろうと馬鹿にしていたので、全然期待せずに観に行ったのですが、意外と面白い舞台で、良い意味で予想を裏切ってくれました。11,000円の価値は疑わしいけど、8,000円ぐらいの価値は、ぎりぎり何とかあるでしょう。
 「鉄人28号」をテーマに吉本新喜劇と宝塚レビューをミックスして、押井守さんの感覚で関西風に仕立て上げると、こうなるのかぁという感じです。この調子なら、あの名作アニメ「機動戦士ガンダム」や「装甲騎兵ボトムズ」を舞台化することもできるかも・・・。

 女立喰師・ケツネコロッケのお銀(南果歩)というのは、何者なのか、さっぱり分からないが、犬走一直(ダイアモンド✡[ダビデの星]ユカイ)の説く『野良犬の思想』は、なるほど、そういう考えもありますね、という感じで面白い。もちろん、敷島博士の説く『正義』の方が全うなのだが、『正義』だけでは生きていても面白くない。「鉄人28号」も意外と奥が深いマンガです。

 さて、芝居の方は、冒頭の池田成志さんの歌がなかなか良い。
 また、西田佳づ美さんの東京五輪音頭も悪くない。唐突に櫓と提灯が出てきて、祭りが始まるが、古き良き時代の盆踊りというノスタルジックな感じがなかなか良い。
 ただし、サンプラザ中野くんの歌は、正直、今一。元「サンプラザ中野」さんも歳を取ったなぁという感じでありました。

 野犬捕獲隊その他で、いつも一緒の載寧龍二くん、永田彬くん、小野健斗くんの3人のコント?が程良い感じで、なかなか面白い。この3人は、それぞれ声に特徴があるから、喋るタイミングが重なっても聞き分けることができて、分かり易い。慣れれば、目を瞑っても誰が喋っているかが分かるようになる。この3人で漫才トリオを結成しても面白いかも。
 それにしても、まだ新人の鈴木雄貴くんは仕方ないとしても、吉田友一くんの出番が少なかったのは、ちょっと残念というか、可愛そう。真面目な感じの吉田くんには、こういうコントっぽいギャグコメディは不似合い・不得手か?

 高さ6メートルという鉄人28号、ただの張りぼてかと思っていたら、少しだけですが、ちゃんと動きます。

 「SAMURAI 7」で載寧龍二くんと共演したレイザーラモンHG(住谷正樹)さんから、面白い花輪?が届いていました。大阪にも飾るのかな?
レイザーラモン.jpg

鉄人28号 原作完全版 1  希望コミックス

鉄人28号 原作完全版 1 希望コミックス

  • 作者: 横山 光輝
  • 出版社/メーカー: 潮出版社
  • 発売日: 2005/11/28
  • メディア: コミック

 


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wake me up

南果歩さんのお歌があんなに下手とは、ちょっとショックを受けました。
ストーリーも、観劇しているだけだと非常に判りにくかったのが残念でした。
by wake me up (2009-01-26 12:39) 

frhikaru

南果歩さんは映画「夜のピクニック」(2006年)に甲田貴子(多部未華子)の母親の役で、出演しているのを観たぐらいで、あまり知りませんが、もともと俳優であって、歌手ではないので、歌を期待するのは無理でしょう。

また、昔の東映マンガ祭りのような単純な勧善懲悪、怪獣退治ものではないので、公式HPやパンフレットに掲載されているストーリーを事前に、ある程度知っていないと理解するのは難しいかも知れません。
by frhikaru (2009-01-28 02:54) 

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